友利新先生が教えるシミ対策ガイド

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顔のシミを改善・予防するための正しい対処法 » ADMの正しい対策・治療法ガイド

ADMの正しい対策ガイド

シミのように見えるADM(後天性真皮メラノサイトーシス)の特徴と、発生原因についてまとめました。ADMの治療法や、悪化を防ぐために心がけたいポイントについても紹介しているので、ぜひともチェックしてみてくださいね。

シミの一種であるADMとは

ADM

ADMとはAcquired Dermal Melanocytosisの略称で、後天性真皮メラノサイトーシスと呼ばれる症状。遅発性太田母斑様色素斑と呼ばれることもあります。

ADMは両頬の上部・額の両端・鼻翼部などに多発するアザの一種で、色は灰色・灰褐色・茶褐色・濃褐色などさまざま。大きさは1~3mmほどで境界はハッキリせず、いくつかまとまって出現するのが特徴です。

一般的なシミは表皮内にメラニンが増加するものですが、ADMは真皮内にメラニンが増加。皮膚の深い部分にメラノサイトが存在しているため、普通のシミよりも治りにくい傾向があります。また、そばかすや肝斑と混在していることも多いため、判別が難しいのも特徴の1つです。

ADMができる原因

ADMの原因は、なんらかの原因で真皮内にメラノサイトができてしまうこと。メラノサイトができる原因はまだ明確になっていませんが、遺伝的な要素が大きく関与していると言われています。遺伝性の場合は20~30歳代で発症するのが特徴、なかでも女性に多く見られます。

その他に真皮内でメラノサイトが増える原因として考えられているのは、ホルモンバランスの乱れ・加齢・紫外線による光老化・間違ったスキンケアなどです。

表皮にある一般的なシミはターンオーバーとともにメラニン色素が排出されていきますが、ADMは表皮よりも深い真皮層にメラニンがあるため、排出までに時間がかかります。表皮のターンオーバーの周期は約28日ですが、真皮層の周期は約5~6年。的確な診断と治療がなければ、なかなか改善しない症状なのです。

ADMの治療法

真皮に発生するADMの治療方法はレーザー治療のみ。通常のシミ治療では治癒は望めません

レーザー治療

ADMの治療に有効なのは、皮膚の深い部分まで治療ができるQスイッチレーザー。強力なレーザーで深部にあるメラニン色素を破壊し、排出を促してADMの色を薄くする効果があります。照射時間が短いため、肌へのダメージが少ないのもメリットです。

ADMはメラニンが深部にあるため、1回だけの照射で改善させるのは困難。個人差もありますが、2~3ヶ月おきに3~5回の治療が必要となります。ちなみに、光療法(フォトフェイシャル)や美白成分を含んだ外用剤なども、ADMには効果がありません。現在、ADMを根本から治療できるのはQスイッチレーザーだけなのです。

最近では、レーザー治療もかなり受けやすくなっています。無料診断をしてくれるクリニックも多いので、お悩みの方は一度クリニックに問い合わせてみてもよさそうです。

友利先生が解説!ADMの治療法についてもっと詳しく>>

ADMのレーザー治療に保険が効く場合について

一部のクリニックでは、ADMのレーザー治療を保険診療として扱っているところもあるようです。保険診療の場合もQスイッチレーザーを使用。術後はアザの濃さに差が出てきますが、施術の回数を重ねることで解消されていきます。

気になる料金の相場は、アザの大きさや回数によって異なりますが、6,000~12,000円と比較的お手頃な値段で施術が受けられます。また、保険非対応のクリニックでは、部位ごとに施術を行っているところがあるほか、キャンペーン期間中は半額以下で施術が受けられることも。

クリニックによってサービスやアフターケアも異なるので、さまざまなクリニックと比較して、施術を検討してみてください。もちろん、医師の技術も重要になってくるため、料金の安さだけにとらわれないクリニック選びが大切です。

日常生活における対策法

現時点で、ADMに有効な予防法は見つかっていません。ADMは遺伝的要素が原因で発症することが多いため、「これに気をつければいい」というものではないのです。真皮のメラニンには化粧品の成分もほとんど届かないため、予防効果は得られないとされています。

それでも心がけて欲しいのは、紫外線を極力避けること。天候・季節・屋内外にかかわらず、日焼け止めをきちんと塗って紫外線を徹底的にカットしましょう。日焼け止めだけでなく、帽子・日傘・サングラス・手袋・長袖の服などを活用し、紫外線にあたる面積を減らすことが重要です。

こうした紫外線対策は、ADMの進行を遅らせることができる唯一の方法とされています。

サイト監修表参道スキンクリニック
友利 新医師

クリニック勤務と非常勤講師も務める女性医師

沖縄県宮古島出身の友利医師は、東京女子医科大学卒業後、東京女子医科大学病院の内科に勤務を経て皮膚科へ転科。現在は東京都内にある2つのクリニックに勤務の傍ら、琉球大学医学部の非常勤講師に就任しています。医師という立場から美容と健康を医療として追究しており、雑誌やテレビなどで美しく生きるための啓蒙活動を展開中です。

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