ルシノール | シミに効く成分

美白成分ルシノールとはどういう成分か、シミに対してどのような働きをするのか、を詳しく解説しています。使用するにあたって覚えておきたい副作用・注意点についても触れています。

シミ改善効果を持つルシノールとは

ルシノールとは、化粧品メーカーのポーラが10年かけて独自開発した美白成分。元となっているのはシベリアのモミの木から生成された成分で、この化学構造に少しずつ改良を加えて作り上げられました。

ちなみにルシノール(R)とはポーラの商標名であり、一般名(化学名)は「4-n-ブチルレゾルシノール」。ハイドロキノンと似た構造を持っているのが特徴です。1998年に厚生労働省によって美白成分として認可されており、その安全性と効果はお墨付きです。

ルシノールのシミへの働き

ルシノールは、シミ発生の原因となる酵素・チロシナーゼの働きを阻害して、メラニン色素の生成を抑制します。チロシナーゼはチロシンという物質と結合することでメラニンを作り出すのですが、ルシノールはチロシンと構造が似ているため、いち早くチロシナーゼと結合できるのです。この作用を「メラニンロック機能」と呼びます。

メラニンを抑制する作用はアルブチン・コウジ酸とも似ているのですが、ルシノールの長所は浸透性がとても高いところ。浸透性が高いことでアルブチンの約400倍、コウジ酸の約5倍の美白効果が発揮されると言われています。また、臨床試験の結果、シミだけでなく肝斑への効果も確認されています。

気になる副作用と注意点

ルシノールは天然植物由来の成分で刺激が少なく、基本的に副作用はありません。ルシノールと似た構造を持つ成分にハイドロキノンがありますが、こちらは成分が強く、人によっては赤み・かぶれなどの炎症が起きることも。その点、ルシノールは安定した成分で副作用も少なく、安心して利用できる成分と言えるでしょう。

注意したいのは、ルシノールが効果を発揮するのは主に「シミの予防」であるということ。今後できるであろうシミを防ぐのには役立ちますが、できてしまったシミを除去するのは困難です。ただし、できてしまったシミの部分にルシノールを使えばメラニン生成を抑制することができるので、色が濃くなるのを防ぐことは可能です。

ルシノール配合の化粧品を選ぶ際には、できてしまったシミに効果のある成分を含んでいるかどうかをチェックするとよいでしょう。

参考レポート

【4-n-ブチルレゾルシノール(ルシノール)のメラニン産生抑制作用とヒト色素沈着に対する有効性】

こちらの報告では、ルシノール(4-n-ブチルレゾルシノール)がメラニン生成の抑制作用をもち、色素沈着を消す作用があると証明しています。実験では、メラニンの生成に関与する酸化酵素「チロシナーゼ」とチロシナーゼに関連するたんぱく質「TRP-1(tyrosinase related protein-1)」の活性が、ルシノールによって阻害されるかを検証。結果は、強力にチロシナーゼの活性、TRP-1の活性を共に阻害する作用をもっていることが明らかとなっています。

また、ルチノールは、がん状態にあるマウスのメラノサイト(B16メラノーマ細胞)のメラニン生成を抑制することも解明。加えて、その威力はアルブチンやコウジ酸以上であることもわかりました。合わせて、人の紫外線色素沈着に対して0.3%のルシノールを含むローションを塗ったところ、消退を促進することが明らかとなっています。臨床試験の結果、肝斑に対しても、ルシノールの優位性が示されました。

https://www.jstage.jst.go.jp/article/sccj1979/35/1/35_1_42/_pdf
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