腕のしみ | 正しいシミ対策

夏場は半袖やノースリーブなどで丸出しになっていることの多い腕。腕の毛が気になって処理をしている人も多いと思いますが、美しい腕のためには毛だけでなくシミ対策も必要です。このページでは、腕のシミについて原因と対策について説明します。

腕のシミに悩む女性はすごく多い!

紫外線対策を意識している体の部位をたずねるアンケートで、腕は顔に次ぐ割合で多くの人が意識するパーツのようです。女性の49.3%が腕の日焼けを気にしているという調査結果です。日差しを直接受けやすい部位である腕が上位にきていることには納得できる人も多いことでしょう。

紫外線対策で活用しているアイテムの第1位は、日焼け止めクリーム。上位10位には、日傘や日焼け止めスプレー、UV加工済みの洋服を着ているという声もありました。

すでに紫外線対策は年間を通じて行うものという意識が浸透しているため、半数以上の人が夏場以外の季節でも日焼け止めを使っていることが分かる結果となっています。
(参照元:株式会社プラネット調べ:「日焼けに関する意識調査」)

日焼け対策は日常シーンでも怠れません。運転をしているときやベビーカーを押しているときなどは、ノーマークで腕が日焼けしてしまったという人もいるようです。

意外とやってしまいがちなのは、洗濯物を干すときではないでしょうか。出かけるときはきちんと日焼け止めを塗るけれど、洗濯物を干すために少し外に出るくらいなら大丈夫だと思って塗り忘れる人は多いものです。

紫外線が肌に与えるダメージは、年々蓄積していくものなので、少しの時間でも油断せずに紫外線対策を行いましょう。実際、若い頃は日焼け止めを塗らずに野外の活動を楽しんでいたものの、年齢を重ねるにつれてシミが目立つようになり、あのとき日焼け止めを塗っていたらと後悔する人もいるようです。

腕にできるシミの原因と種類

顔には日焼け止めを塗る人でも、体はついつい塗り忘れてしまいがちではないでしょうか。全くガードされていない肌はシミができやすくなってしまいます。シミの原因は、主に次の3つです。

1.紫外線

1つは紫外線。日焼け止めを塗らずむき出しの腕は、紫外線の影響でコラーゲンやエラスチンなど肌の保湿やハリを保つ成分を含む細胞が破壊されてしまいます。それを防ぐためにメラニン色素が作られ、ターンオーバーで排出できなかったメラニン色素が腕のシミやそばかすにつながるのです。

皮膚は乾燥肌や敏感肌になるとターンオーバーが乱れてシミやそばかすができやすくなります。腕の乾燥がシミの原因になっていることもあります。

2.日光

2つ目は日光です。日光には紫外線が含まれているので、日光に当たり刺激に弱くなった腕にもメラニン色素ができやすくなります。

3.蓄積されたダメージ

3つ目は、肌に蓄積されたダメージです。蓄積されたダメージが原因のシミは老人性色素斑といいます。日光や紫外線を浴びてもすぐにシミができるとは限りません。若い頃から蓄積されてきた肌へのダメージが、40代頃から現れて腕にシミを作ります。

肌に紫外線のダメージをできるだけ蓄積させないようにし、老化を防ぐには紫外線対策が最も有効だといえます。すでに出来たシミを消すのは簡単ではないので、シミを作らないことを心がけましょう。

こういった原因によって腕にできてしまうシミですが、一口にシミと言っても種類は複数あり、それぞれに適したケアや治療法があります。それぞれを詳しく解説します。

腕のシミの種類①:老人性色素斑

老人性色素斑は、これまでに浴びてきた紫外線が蓄積されることで、後々現れてくるシミです。腕をはじめ、手の甲や顔など紫外線を浴びやすい部位にできることが多いシミです。日本人では40代前後に老人性色素斑が現れる傾向が一般的ですが、色が白い人や、野外にいることが多い人は20代から現れることもあります。

主な原因は、紫外線です。通常の日焼けはターンオーバーによって、メラニン色素が排出されますが、加齢や紫外線対策を怠ることによりターンオーバーが滞ると、メラニンが排出されなくなりシミとなります。

老人性色素斑は紫外線を浴びたからと言ってすぐに出るものではありません。どれだけの紫外線ダメージを蓄積してきたかに関係しているといえるでしょう。

腕のシミの種類②:脂漏性角化症(しろうせいかっかしょう)

脂漏性角化症は、イボのように盛り上がっているシミのことです。皮膚の老化現象による良性腫瘍のひとつで、40代になってからできることが多いシミです。早い人では20代でもできることがあります。

できる部位は、顔、体、腕など紫外線が当たる部分はどこでもできる可能性があります。イボのようにザラザラザとしていることが特徴で、最初は1~2mm程度ですが放っておくと少しずつ大きくなります。

脂漏性角化症の最大の原因が、紫外線。できるだけ早い時期から予防的なケアをしていくことが大切です。日焼け止めを含めたスキンケアをしっかりと行いましょう。

腕のシミの種類③:光線性花弁状色素斑

光線性花弁状色素斑はその名の通り、紫外線によって花びらのような形にできるシミのことです。海水浴やプール、夏場の肌の露出など、長い時間紫外線を浴びると炎症を起こします。つまり腕にも非常にできやすいシミの一種です。

真っ赤になって皮がむけたり、水ぶくれができるような状態になっていると、光線性花弁状色素斑ができやすくなります。20代から30代の人に多く見られるシミで、色白な人や日焼けをすると赤くなる肌質の人に多く見られます。反対にすぐに黒く日焼けするタイプの人には、あまり見られません。

光線性花弁状色素斑は真皮部分までダメージを負うことによってできるため、一般的に治りにくいシミの種類です。対策としては、日焼け止めを忘れずにしっかり塗ってこまめに塗り直すことです。

腕にできたシミを消すための治療方法

シミができたらすぐにでも消したいと思う人は多いことでしょう。特に腕は、自分でも目に付く部分なので余計に気になるはずです。しかし、シミにはいくつかの種類があるので、効果的な方法を選択するためにはまず医師の診断を受けるようにしましょう。

シミの治療方法には、外用薬を使うものとレーザー治療を行うのが一般的です。

外用薬は、漂白作用のあるハイドロキノンや新陳代謝を促すトレチノインをシミのある部分に塗ります。

レーザー治療は、シミの種類に合った機器を使用し、シミの種類や濃さによっても、照射の回数は異なります。

中には病院に行かずに自分でケアしたいと考える人もいることでしょう。自宅ケアは即効性はありませんが、費用を抑えてシミの対策を行うことができます。具体的には、角質層を柔らかくするサルチル酸を使ったり、シミ・そばかすクリームを使う方法が考えられます。

腕のシミの治療方法①:化粧品

盛り上がったイボのようなシミを取るためには、角質層を柔らかくするサルチル酸を使います。

サルチル酸は、イボや魚の目を取る効果が認められている薬品です。直接シミに塗って角質を柔らかくしてピーリングをするとシミが薄くなります。ドラッグストアでも1000円程度で販売されているので、入手しやすいでしょう。

シミ・そばかす用の化粧品を選ぶときは、3つのポイントがあります。1つは、保湿成分が入っていること。2つ目は美白成分が入っていること。そして3つ目は、低刺激・無添加など肌に優しい処方がされているかという点です。

できてしまったシミを薄くするためには、メラニンの排出を促してくれるエナジーシグナルAMPや、ビタミンC誘導体が入っているものがおすすめです。シミを早く消したい人には、ハイドロキノン配合のものもあります。

腕のシミの治療方法②:外用薬

シミやそばかすに効くという市販薬はドラッグストアでも入手できます。一般的な外用薬は、ハイドロキノンとトレチノインです。

ハイドロキノンは、強力な漂白作用を持った塗り薬で、長期間使用すると白斑(はくはん)という、肌の色がまだらに抜ける副作用が現れることも。医師の処方が不要な市販薬にもハイドロキノンが含まれたものはありますが、濃度が薄くなっています。

トレチノインは、ビタミンA誘導体の一種。肌のターンオーバーに働きかける塗り薬なので、ニキビやしわの治療に使われることも多くなっています。シミの治療では、ハイドロキノンとセットで処方されることが多いようです。

腕のシミの治療方法③:レーザー治療

腕のシミ治療に適したレーザーはいくつかの種類があります。

1.YAGレーザー

YAGレーザーは2種類の波長を使い分けることで真皮と表皮どちらにあるシミも取り除くことができるレーザーです。老人性色素斑だけでなく、そばかすやタトゥーの除去にも使用されることのあるレーザーです。

刺激は、ゴムパッチン程度の強さがあります。光に過敏な体質の人や、妊娠中・授乳中、照射部分に皮膚疾患がある人、ペースメーカーを使用している人はYAGレーザーを照射できません。

2.Qスイッチルビーレーザー

ルビーレーザーは比較的広範囲のシミやあざ、そばかすにも対応でき、脂漏性角化症や花弁状色素斑にも対応できます。刺激の強さや照射不可の人はYAGレーザーと同様です。

3.フォトR

これはメラニンに反応することでシミの除去に効果を発揮します。正常な組織を傷つけにくく肌にやさしいというメリットがある反面、数回照射することが前提のため、治療期間は比較的長くなります。対象のシミは、そばかす、あかみ、くすみです。

刺激の強さはチクチクとした痛み程度です。フォトRFは保険適用外の治療なので、事前に費用や回数をよく確認しておきましょう。

4.レーザートーニング

とても弱い出力の光を当てていく方法で、従来はレーザー治療ができないとされていた肝斑にも照射できます。コラーゲンの生成を促してくれる働きがあり、ハリやキメの改善も期待できる美容効果の高いレーザーです。痛みもほとんどありません。ただし、クリニックより最も費用に差がある治療法かもしれません。

5.炭酸ガスレーザー

盛り上がったシミに採用する治療方法で、他のレーザーと異なり、物理的に患部を除去する治療法になります。局所麻酔をかけて行うため、痛みは麻酔をかけるときだけです。脂漏性角化症をはじめとしたさまざまなものが対象になります。ほとんどの場合、1回の施術で除去できますが、治療後1週間~10日程度は塗り薬と絆創膏を貼る必要があります。

腕のシミの治療方法④:サプリ

腕のシミに向けたサプリは数多くありますが、その中には効果があるものもそうでないものもあります。基本的にシミのサプリには共通して、Lシステインという成分が配合されています。

Lシステインが配合されているシミサプリは、日焼けによるシミ、そばかす、花弁状色素斑、炎症性色素沈着に効くとされています。脂漏性角化症に対しては、まったく効果は期待できません。

サプリを選ぶポイントとして、必ずLシステインとアスコルビン酸(ビタミンC)が配合されているものを選びましょう。LシステインとビタミンCにより、シミの原因となる過剰なメラニンの発生を抑え、すでに出来てしまったメラニンを無色化する効果が期待できます。

含有量はメーカーによって差があるので、使ってみて自分に合うかどうかは試してみないと分かりませんが、サプリは即効性が期待できるものではなく、長く使い続けることが重要です。肌のターンオーバーは約1ヶ月。3ヶ月程度で効果が得られるかどうかを見てみるとよいでしょう。

日常でできる腕のシミを防ぐ対処法

これまで、できてしまったシミの対策方法について説明してきました。しかし、シミは一度できてしまうと完全に取り除くことは難しいものです。シミは、肌のダメージが長年蓄積された結果であることを考えると、今表面に出ているシミが全てとは限りません。今後も増える可能性はありますし、再発の可能性も否定できません。

つまり、シミを防止する心がけが大変重要になってきます。そこで、次の項目では簡単に取り入れられる方法を4つ紹介しています。対策方法を大別すると、紫外線対策と摩擦を減らすことの2つに分けることができます。毎日コツコツと実践することで、いつまでもきれいな腕でいられるはずです。

腕のシミの対処方法①:紫外線対策

最初に紹介するのは、なんと言っても日焼け止めを使う方法です。紫外線対策の基本は、日焼け止めを正しい方法で使うこと。紫外線は1年中降り注いでいるので、季節や天候に関係なく毎日使うようにしましょう。

SPFは数字が大きいものほど紫外線をガードできる時間が長くなりますが、肌への負担も大きくなるので日常生活の中ではSPF20程度のものを使用するので十分です。

SPFよりも重要なのは、量と塗り方です。少ない量では期待する効果を得られないので、腕全体に十分行き渡る量をしっかりと塗りましょう。最近の日焼け止めはジェル感覚で使えるものも増えていますが、日焼け止め効果を得るには多いかな?と思うくらいの量を使うのが正解。汗をかいたり水に濡れたりした場合は、こまめに塗り直してください。数時間経ったら塗り直す習慣をつけると間違いないでしょう。

ゴミ捨てや洗濯物を干すだけだからと腕の日焼け対策をしないで紫外線を浴びてしまうと、新たなシミの発生原因を作ってしまうようなもの。紫外線は窓を透過するので、室内にいても日焼け止めは塗っておきましょう。

腕のシミの対処方法②:UVカットの服を着る

着るだけで日焼け止め効果を得ることができるUVカット加工された服も売っています。

UV加工されている服の中には、紫外線吸収剤が練り込んであるタイプのものと、紫外線吸収剤を吹き付けているタイプのものがあります。後者の場合は洗濯をするたびに紫外線防止効果が落ちていくので、長く使用できる練り込みタイプがおすすめです。

洋服の色選びにもコツがあります。それは、できるだけ色の濃いものを選ぶこと。白やピンクなどの明るく淡い色味よりも黒や茶色などの暗く濃い色を選ぶとより高い紫外線防止効果を期待できるでしょう。

腕のシミの対処方法③:アームカバーをつける

腕のシミを予防する方法には、アームカバーをつける方法もあります。夏は、気温が高いだけでなく湿度もあるので大変ですが、レースやメッシュ素材などできるだけ涼しく身につけられる工夫がされているアームカバーを選ぶとよいのではないでしょうか。

直射日光の強いときは、直接肌を出しているよりもアームカバーをつけている方が涼しく感じられるということもあるでしょう。赤道直下の砂漠地帯に住んでいる人と同じような理屈です。持っておくと、冷房のきいている室内では防寒対策にもなります。薄手のアームカバーならかばんの中でも場所をとらないので、洗い買い換えも用意しておくと安心です。

腕のシミの対処方法④:洗い方

肌に摩擦をできるだけ与えないで体を洗う方法もシミ予防に有効です。あまり強い刺激を肌に与えると、皮膚の防御反応でメラニンが発生してしまいます。手のひらでなでるように優しくそっと洗うのが理想です。汚れはゴシゴシ洗うことで落ちると思っている人がいるかもしれませんが、摩擦ではなく、石けんの泡に包まれることでちゃんと落ちます。

必要以上にこすらないことのメリットは、摩擦を与えないことだけでなく、皮膚に必要な皮脂や善玉菌を残すことにもなるということ。体臭や、皮膚の乾燥の予防にもなります。皮膚は乾燥するとターンオーバーが乱れて、さまざまな肌トラブルの原因になるので、お風呂上がりにはしっかりと保湿してあげましょう。

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