友利新先生が教えるシミ対策ガイド

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顔のシミを改善・予防するための正しい対処法 » 炎症性色素沈着の正しい対策・治療法ガイド

炎症性色素沈着の正しい対策ガイド

肌が強い炎症を起こすと、その後に炎症が治まっても色素が残ったままになることがあります。これが炎症性色素沈着です。

炎症性色素沈着ができやすい年齢や他のシミとの違いについてまとめました。シミの治療を考えている人は、自分のシミが炎症性色素沈着に当てはまるか要チェックです。

炎症性色素沈着と他のシミとの違い

炎症性色素沈着

ニキビやアトピー性皮膚炎といった炎症を起こしている皮膚をかいたり、つぶしたりしてしまうと、跡が残りやすくなってしまいます。

この跡は、治療をしなくても徐々に薄くなったり消えたりはしますが、治療をせずに放置していると慢性化する恐れがあるため、原因となるニキビやアトピーの対策をすることが重要です。

炎症性色素沈着の見分け方

ニキビやアトピー性皮膚炎が元で起こるため、吹き出物や肌荒れのような跡が残っている場合があります。また、色にムラがあり、大きさもさまざまです。

炎症性色素沈着は肌の炎症具合によってシミの濃さや大きさが変わってきます。年齢にかかわらず発生し、モノによって大きさが違ってくるのが特徴です。シミの境界線がわかりづらく、色素沈着した周りに赤みを伴うこともあります。

炎症性色素沈着のできる位置と種類

ほとんどの色素沈着は顔に症状が出ますが、背中のニキビ跡が色素沈着を起こしてシミになるケースもあります。それ以外でも虫刺されから茶色い跡になることもあるので、顔だけ気を付けていれば良いというわけでもありません。

顔ではどこにでも出やすいですが、自覚のないままシミになっていることもあります。白人ではほとんど見られない症状で、日本人を含む黄色人種特有のシミです。

炎症性色素沈着はなぜできる?

肌の炎症が原因で起こる炎症性色素沈着ですが、肌のターンオーバーが正常に行なわれればシミの原因となるメラミンは排出されます。しかし、短期間で何度も炎症を起こしたり、炎症が慢性化したりすることで皮膚の深い部分にメラニンが残り、結果としてシミになってしまうのです。

炎症性色素沈着はキズやニキビが原因

炎症の原因はニキビ、傷、虫刺され、湿疹、かぶれ、やけどなどさまざまです。炎症は時間を置くと回復しますが、肌に色素が沈着する場合があります。この残った色素が、炎症性色素沈着としてシミになるのです。

顔の皮膚は洗顔やクレンジング時に必要以上にこすったり、強い力を加えることで炎症ができる場合があります。フェイスマッサージなどのスキンケアでも同様です。

炎症性色素沈着を起こす仕組みは炎症が起こったあとにある

肌が炎症を起こすときに黒色メラニンを作り出すメラノサイトが一緒に刺激され、黒色メラニンを生成。通常なら排出される黒色メラニンが肌に残ってしまったときに、シミとなってしまいます。

ニキビをつぶした跡はシミになることが多く、炎症があった部分に紫外線が当たると特に色素沈着が起こりやすくなるため注意が必要です。

炎症性色素沈着の治療法別比較表

レーザー治療 光治療 ケミカルピーリング 美容点滴・注射 内服・外用薬
痛み 輪ゴムではじかれたようなパチパチとした刺激 1ショットごとに熱感がある ほとんどなし 注射によるチクっとした痛み 軽い赤みやかゆみが出る可能性がある
施術時間 シミの大きさにもよるが、小さいものであれば数分 約30分 約30分 約20分 約5分
治療回数 1回の治療で除去 3~4週間に1回 3~4週間に1回 月に1回 毎日
シミの消え方 照射した場所が赤くかさぶたになり、5~7日できれいにはがれ落ちる シミが濃くなっていき、1週間ほどで浮き上がってボロボロはがれ落ちる 複数回の治療で徐々に薄くなっていきます 肌内部のコラーゲンを生成させ、徐々にシミが薄くなっていきます 塗った部分の皮膚が赤くなり、徐々にボロボロと皮が剥けていきます

レーザー治療

治療の特徴

レーザー治療は肌表面を切り取らず、内部にあるメラニン色素細胞を除去する治療です。照射部分はかさぶたとなり、徐々にはがれ落ちることで再生されたキレイな肌がつくられます。大きなシミ以外はほとんど1回の施術で除去することが可能です。

代表的な施術

Qスイッチレーザー

レーザー治療に向いている人

光治療

治療の特徴

レーザー治療とは異なり、IPL(光)を顔全体に照射していく治療法です。表皮のターンオーバーを整えることで肌の再生能力が高まり、シミの改善効果が期待でき、肌への負担も少ないのが特徴です。

代表的な施術

光治療が向いている人

ケミカルピーリング

治療の特徴

グリコール酸・乳酸・サリチルなどの酸を皮膚に塗ることで、皮膚表面の角質を剥離して、肌の新陳代謝を高めます。アンチエイジングや美白効果といった美容効果が期待できる治療法です。

ケミカルピーリングに向いている人

内服・外用薬

治療の特徴

レーザー治療や光治療などと併用して内側から肌をケアすることで、相乗効果による早期改善が期待できます。メラニンの生成を抑え、コラーゲン生成を促進。肝斑を薄くし、炎症後の色素沈着を改善させます。

代表的な薬

内服、外用薬に向いている人

友利先生が解説!炎症性色素沈着の治療法についてもっと詳しく>>

炎症性色素斑の対策には肌質改善が重要

炎症性色素沈着はどのように改善・予防を行えばよいのでしょうか。できてしまったときの対処法と、できる前に行う予防法を見てみましょう。

自然治癒と新陳代謝の促進で改善する

炎症性色素沈着は、時間が経つと自然に消えていくものも多くあります。しかしなかには消えるまでに数年かかってしまうことも。その間にも日焼けによって色素沈着が目立つようになってしまい、消えにくくなってしまう場合があります。

炎症性色素沈着を起こした部分は保護し、紫外線から守るようにしましょう。ビタミンCが豊富な食品を摂取すると皮膚の新陳代謝が良くなり、炎症性色素沈着の原因であるメラニンを押し出す働きが促されます。患部に紫外線が入らないようにしながら、肌の再生を促す食事を摂るように心がけましょう。

炎症性色素沈着のセルフケアについてもっと詳しく>>

皮膚の炎症を刺激しない・放置しない

炎症性色素沈着は、炎症を起こしている皮膚を刺激しないことと、放置をしないこと。「ニキビをつぶす」「アトピーをかいてしまう」といったことが炎症性色素沈着の原因になります。また、炎症を起こしている皮膚を治療せずに放置することも炎症性色素沈着の原因になるので注意が必要です。

紫外線対策も忘れてはいけません。規則正しい生活とスキンケアに加えて、肌への刺激を少なくすることが大切です。

炎症性色素沈着の予防法についてもっと詳しく>>

サイト監修表参道スキンクリニック
友利 新医師

クリニック勤務と非常勤講師も務める女性医師

沖縄県宮古島出身の友利医師は、東京女子医科大学卒業後、東京女子医科大学病院の内科に勤務を経て皮膚科へ転科。現在は東京都内にある2つのクリニックに勤務の傍ら、琉球大学医学部の非常勤講師に就任しています。医師という立場から美容と健康を医療として追究しており、雑誌やテレビなどで美しく生きるための啓蒙活動を展開中です。

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